Bulluck MEDIA

ブラックの中の人が発信するブログ

企業買収(M&A)を利用した利益のカサ増し方法【粉飾決算を見破る】(2)

time 2017/11/20

企業買収(M&A)を利用した利益のカサ増し方法【粉飾決算を見破る】(2)

企業買収(M&A)を利用した利益のカサ増し方法【粉飾決算を見破る】(1)の続きです。

企業買収(M&A)を利用した利益のカサ増し方法【粉飾決算を見破る】(1)は以下のリンクをご覧ください。

企業買収(M&A)を利用した利益のカサ増し方法【粉飾決算を見破る】(1)

sponsored link

企業買収(M&A)に成功したとすると企業価値が増大する

ここでA社がB社のM&Aに成功したとします。
A社はB社の時価総額240億円で買収し、A社の利益は以下となります。

買収後のA社の利益計算

A社の利益

=20億円(A社)+20億円(B社)

=40億円

買収あとのA社のPERはマーケットが合理的に動く場合は、以下の計算となります。

買収後のA社のPER

買収後のA社のPER
=(12+80)/2
=46倍

となるはずです。
しかし、実際の市場原理では、もともとPERが80倍もあった会社AのPERは、理論値の46倍まで下がることは少なく、せいぜい下がっても60〜70倍に収まる場合がほとんどです。

ここがM&Aのマジックで、投資家からすると気をつけなければいけないところなのですが、A社の時価総額を仮にPER60倍で計算すると、以下のようになります。

PER60倍だった場合の買収後のA社の時価総額

時価総額(買収後A社)
=利益×PER
=40億円(利益)×60倍(PER)
=2400億円

となります。
これは非常に不思議なことで、時価総額240億円の会社を買うと、なんと時価総額が800億円も増えてしまっています。

時価総額の増加額の計算

時価総額増価額

=2400億円(買収後の時価総額)-1600億円(買収前の時価総額)
=800億円

結果としてA社の株価が高騰したということです。
創業社長などで、株の大半を持っている場合は、割安の会社を買収することで個人の資産を膨張させることができるということです。これは粉飾決算として扱われることがあります。
ライブドア事件ではこのようなことが行われていたとの話もあります。
株式投資をする際にはこのパターンもあることを考慮し検討すると良いと思います。

sponsored link




運営者

Bulluckの中の人

Bulluckの中の人

Bulluckの中の人。マーケター。自社メディア運営の実績を元に、seo対策、web広告などのマーケティングから、経営、経済、投資について発信していきます。



sponsored link